♥ もうひとつの才能

とてもすばらしいメルマガが届いたのでお福わけです。

今回は、「才能」の話です。

いろいろな人と、よく、「仕事」について、話すのですが、その延長線上

に、「ライフワーク」の話が、あります。

しかし、ここで、ほとんどの人が、物事の片方だけしか、見ないような傾

向があることに、気がつきました。

たとえば、「仕事」というものは、ほとんどの行為に、「お金」が、関わ

るのですが、この場合、「モノを、販売したり、サービスを、提供したり

して、お金を、受け取る人」

「モノを、購入したり、サービスを、提供されたりして、お金を、支払う人」

この二者に、分けられます。

前者は、「仕事」として、認識されするし、場合によっては、尊敬された

り、賞賛されたりします。

しかし、後者は、ただの「消費者」として、特に、認められることもなけ

れば、世間から、褒められることもありません。

たとえば、ある歌のCDが、１００万枚、売れると、それを、歌っている歌

手が、世間からは、絶賛されます。

作詞や作曲した人も、その才能を、世間から、認められます。

一方で、そのCDを、購入した、１００万人は、褒めれることもなければ、

賞賛されることも、ありません。

しかし、よく考えてみれば、わかるのですが、「価値」というものは、双

方向で、決まるものです。

歌う人が、どんなにいい歌を、歌っても、その歌の価値を、認めてくれる

人がいないと、その歌には、「価値」は、生まれないのです。

その歌の価値を、認めて、聴いている、１００万人の人たちは、いつのま

にか、その才能を、世間からは、１００万分の１に、評価されてしまって

いるのです。

でも、私は、この場合、歌っている人も、聴いている人も、その才能は、

同じくらいだと、考えています。

対等の関係なのです。


つまり、言いたいのは、「仕事」や「ライフワーク」は、必ずしも、

「モノを、販売したり、サービスを、提供したりして、お金を、受け取る

行為」だけでは、ないということなのです。

「モノを、購入したり、サービスを、提供されたりして、お金を、支払う

行為」も、立派な「仕事」だし、「ライフワーク」だと、いうことです。



美味しい料理を、つくる人も、その美味しい料理を、食べる人も、同じく

らい、凄いのです。面白い漫画を、描く人も、その面白い漫画を、詠む人

も、同じくらい、凄いのです。

感動的な映画を、製作する人も、その映画を、感動しながら観る人も、同

じくらい、凄いのです。

素晴らしいヒーリングで、癒すヒーラーさんも、それを受けて、癒される

人も、同じくらい、凄いのです。

英語を、教える教師も、その英語を、教わる生徒も、同じくらい、凄いの

です。


これは、「人生観」によって、違ってくると、思います。

「私の人生の使命は、人を、助けることだ」

と、思っている人にとっては、「人を、助けること」だけが、価値のある

ことになり、「人から、助けられること」は、無駄なことであり、価値の

ないことに、なるでしょう。

でも、もっと、大きな視点で、

「私の人生は、あらゆる体験をしながら、この世界を、味わい、楽しむこ

とだ」と、思ったら、別に、「助けること」も、「助けれること」も、ど

ちらでも、いいということになります。



「消費」も、立派な「仕事」なのです。

お金を、払ってくれる人がいないと、お金を、受け取る人は、存在しない

のです。

「金は、天下のまわりもの」

と、昔から、言われていますが、そのとおりなのです。


「仕事」や「ライフワーク」を、もっと、広い視点から、捉えてみてくだ

さい。「遊ぶ」という行為も、立派な仕事であり、「もうひとつの才能」

なのです。
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