♥ 一歩一歩を楽しむ人生

尊敬する方の日記より。。。
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田んぼのアゼ道を夫婦が歩いています。

主人は、足元が悪い、また泥がついた、イヤだ、イヤだと顔をしかめて歩いています。

奥さんは、田んぼの稲の出来栄えや、周囲の景色に見とれて、「すばらしい。すばらし

い」と喜んでいます。

何百段の階段の山頂にお寺の本堂があります。

主人は汗をタラタラ流しながら、「たいへんだ。遠い、疲れた」と文句ばかり言っていま

す。

そして上から帰ってくる参拝客に、「あとどのくらいの距離がありますか？」、

「まだまだ時間がかかりますか？」とそればかりを尋ねています。

この方は、お寺の本堂につくことだけが目的になっているようです。

連れの奥さんは、一歩一歩、登るにつれて視界が広がる光景に感動したり、足元の

花、谷川の流れ、鳥のさえずりを味わっています。お寺までの道の一歩一歩を楽しむの

が目的のようです。

ラングブリッジは次のように言っています。

二人が同じ場所から眺めている。

一人は泥土を、もう一人は星を。

人生には、どんな景色に出会うかもしれません。成功や称賛、出世という成功の景色、

病気や失職という景色･･･。

しかし、人生のいかなる景色でも一歩一歩を味わい、十分に楽しませてもらいながら、

一つ一つを大切にしていきたいものです。一つひとつに「今に生きる」ことです。