♥ 田原坂

　

３月２０日満月の日。偶然なのか、必然なのか、１月に暖かい方がいいね

と決めたのですが、なんと田原坂での戦いが終わった日でした。

この日鹿児島ナンバーや他県ナンバーの車がいっぱい駐車場にあり慰霊式

典が行われていました。



１３０年以上も前のその日も、今日の様な寒い日でそぼ降る雨の日だった

そうです。慰霊祭の日はいつもこのようなそぼ降る雨の天気だそうです。

悲しみの雨なのかもしれませんね。



薩摩軍は１５歳からこの戦に加わりその尊い命を落としました。

官軍と呼ばれる様々な県から集められた２０歳以上の戦士もほとんどが

武器の扱いもあまり知らない人が多かったようです。そしてたくさんの命

が時の大きな権力の渦の中に飲み込まれて行きました。

　

桜のつぼみがほころびかけて何輪か咲き始めていました。

怖いと思っていた土地の波動も、明るく穏やかさを感じました。

ただ、それでも“血”と“命”という強いものも感じました。

今を生きる人の大切な役割。歴史を知り平和の尊さ、命の尊さをより感じ

日本と言う国を愛と慈しみの平和な国であり続けること。



　明治１０年、西郷隆盛率いる薩摩軍主力と熊本城救援に南下する政府軍

とが衝突、３月４日から２０日まで合計１０万の将兵が激闘し、死傷者３

万５０００名、そして遂に薩摩軍は敗退したのでした。日本最大、最後の

内乱の地でなのです。

田原坂資料館には当時の大砲や小銃などの武器をはじめ、古い写真などが

展示されています。また、現地には西南の役戦没者慰霊之碑、激戦の様子

をまとめている碑文である田原坂崇烈碑（すうれつひ）などがあります。


　　雨は降る降る

　　　　人馬はぬれる

　 こすにこされぬ田原坂



資料館では、ガイドの方が事細かくまた本や学校では学べないような裏話

も交えて説明して下さり、よく分かりました。それと同時にこの時の戦い

があまりにも悲惨でそこで日本赤十字の前身が出来たことも知りました。

しかしその当時の治療とは今とは違い、砲丸を受け負傷した処を麻酔注射

なしでのこぎりや糸のこで切断して、命を救ったとか・・。



慰霊碑の近くの桜は、咲き始めていました。この春初めての桜の開花。

あちらこちらで、宇宙エネルギーを３人でさせていただきました。

この地が砲丸と血の雨が降った場所とは思えないぐらいに、静かで穏やか

な田舎の風景といった感じでした。その後、遅めの昼食の頃には雨脚が激

しくなり、源泉かけ流しの温泉でほっこりして帰宅。

怖いと言う気持ちは消え、こうしてたくさんの尊き命の上に、今の日本が

あるのだとしみじみ感謝の気持ちが湧いてきます。

日本に生まれて良かったとあらゆる面からもそう感じました。

そして同行して下さったステキな光の天使さんにも感謝です。

おじい様？ひいおじい様？の御霊も、天の国で穏やかに暮らしてある事で

しょう。ご縁に感謝。ありがとうございます。